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亀田和毅が協栄ジム所属、ライセンス再発行申請へ

2016年10月7日 15時26分

 協栄ジムの金平桂一郎会長と亀田プロモーションの亀田興毅社長が7日、都内のジムで記者会見を開き、元WBA世界バンタム級チャンピオンの亀田和毅(25)を協栄ジムの所属選手とし、日本ボクシングコミッション(JBC)にライセンスの再発行を近く申請すると発表した。ラスベガスで合宿中の和毅は欠席した。

そろって記者会見した金平会長(左)と亀田社長

 2014年2月に亀田ジムに下された事実上の活動停止処分により、日本で試合のできなくなった和毅はその後、海外で4試合を行った、しかし、昨年9月にWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英)に敗れて以降はリングから遠ざかり、先月になって東日本ボクシング協会にジム移籍の要望書を提出。これが同協会の理事会で承認され、日本復帰に向けて事態が動き始めた。

 金平会長によると、理事会の決定を受けて、金平会長が興毅社長に連絡を入れ、話し合いの末に和毅の協栄ジム移籍が合意したとのこと。興毅社長は「自分でもびっくりしたけども、会長と会って話をする中で、お願いしますとなった。和毅が日本で試合ができることになってうれしく思う」と感想を述べた。

 興毅社長は現役時代、2005年から08年にかけて協栄ジムに所属。その後、ファイトマネーの未払いを巡り協栄ジムと法廷闘争に発展した経緯もあるが(最終的に和解)、金平会長は「彼はうちから育った世界チャンピオン、協栄のOBです。協栄の会長として支援するのは当たり前」と手を差し伸べた理由を説明。「(かつては)頭ににきたこともあったが、これも縁」とも語った。

 また、亀田サイドは“不当な”処分で試合ができなくなり損害を被ったとしてJBCに6億6000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしている。こうした経緯からライセンスの再発行を危ぶむ意見について、金平会長は「それはそれ、これはこれと話をさせていただく。ちゃんとした手続きを踏めば、ライセンスは下りると信じている」と発言。協会のお墨付きもあり、ライセンスの再発行に問題はないとの見方を示した。

 興毅社長は将来は亀田ジムの会長としてライセンスの発給を受け、選手の育成を行う考えも明らかにした。「(和毅の移籍により)ようやくこれでいろいろ動き出せる。ボクシング界を盛り上げるために、もっと注目を集めるように、いろいろとやっていきたい」と抱負を述べた。

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