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世界王者の寺地拳四朗、晝田瑞希ら袴田巌さん支援 白バンデージ突き上げ無罪獲得にもう一押し

2023年10月3日 18時10分

 日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会は3日、元プロボクサー袴田巌さんの裁判で一刻も早く無罪判決が出るよう東京高検に要請書を提出した。要請書提出にはL・フライ級2団体統一王者の寺地拳四朗(BMB)、WBO女子S・フライ級王者の晝田瑞希(三迫)、袴田さんの姉、秀子さんらが参加した。

東京高検に向かう寺地らボクシング関係者

 寺地と晝田は同門の日本S・ウェルター級王者の出田裕一、加藤健太トレーナーとともに要請活動に登場。東京高検前でほかの参加者とともに無罪を示す白バンデージを巻いた拳を突き上げ、「一刻も早く袴田さんに無罪になってほしい」と率直な言葉でアピールした。

 この日、参加したボクシング関係者は15人ほどで、ほかに元WBA・S・フライ級王者の飯田覚士さん、元日本、東洋太平洋ウェルター級王者の佐々木基樹さん、前WBO女子アトム級王者の鈴木菜々江さん、元日本S・バンタム級王者の古橋岳也さんらが駆けつけた。

晝田もマイクを握った

 要請書は27日に始まる再審公判で、袴田さんが犯人であるとの有罪立証しないよう“試合の棄権”を検察に求めた。同時に戦うのであれば試合を公平に行うよう検察が隠している証拠を開示するよう“公平な試合条件”も求めた。

 先月18日に防衛戦を終えたばかりの寺地は記者会見で「忙しい中でこのような活動に参加するのはなぜか」と問われ、「自分は袴田さんが無罪だと思っている。少しでも力になれるならできることをやりたい」と答えた。

 1966年に起きた強盗殺人放火事件で死刑判決を受けた袴田さんは無罪を訴え続けて、事件から57年たった今年3月にようやく再審(裁判のやり直し)が決定した。再審になると無罪が言い渡される公算が高いが、検察側は27日に始まる再審公判で袴田さんが有罪であると主張する方針。それでも裁判は来年3月に結審する見通しで、来年には袴田さんが完全に無罪を勝ち取ることが期待されている。

秀子さんにバンデージを巻く真部会長
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