米ロサンゼルス近郊イングルウッドのキア・フォーラムで21日（日本時間22日）ゴールデンボーイプロモーションズ（GBP）が開催したイベントで、WBA･S･フライ級2位ジョン“スクラッピー”ラミレス（米）が同級7位ロナル・バティスタ（パナマ）に4回2分33秒KO勝ち。王者井岡一翔（志成）の指名挑戦者に名乗り出た。

　GBP傘下でキャリアを進めるラミレスはマッチョ・カマチョばりのトランクスを着用しダンスを踊りながらリングに入場。今年5月、メキシコでWBCフライ級王者フリオ・セサール・マルティネス（メキシコ）に挑戦したバティスタにコンパクトなパンチを浴びせてリードする。

　3回、右を口火に畳みかけてパナマ人を後退させたラミレスは4回、左ボディーでバティスタを倒す。辛うじて続行に応じた相手を連打で追い込んだラミレスが右フックを決めるとバティスタはロープ際に落下。ジャック・レイス主審はそのまま試合を止めた。

　ラミレス（27歳）は13勝9KO無敗。「ベルトを獲得するチャンスをモノにした。イオカよ、次は私との試合だぞ！」と喜びを表した。連敗のバティスタは15勝9KO4敗。Photos by Golden Boy / Cris Esqueda