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ホープ力石政法語る 先輩飯田覚士さんと対談 ビート1月号より

2023年12月16日 16時31分

 今月のゲストの力石政法は言わずと知れた前世界王者・矢吹正道の実弟であり、24年の世界ホープ。また対談ホストの飯田さんにとっては緑ジムの後輩にあたる。年内は11月11日に試合を予定していたが、急きょ対戦相手が来日不可能となって本番3日前に中止となったのは大いに気の毒だった。怒りをグッとこらえて再びトレーニングに没頭する力石を飯田さんと訪ねると、ジムワークの大部分をオーソドックスで通す姿があった。なぜなのか?《ボクシング・ビート1月号より》

飯田 きょうはよろしくね。練習も一部拝見したけども……。
力石 自分でいろいろと調べてしっかりやっています。僕、攻防のパターンとかは左右合わせて200通りぐらいあるんです。パターンをめっちゃ考えながらやっています。

飯田 それらは自分で考えて?
力石 はい。自分で考えてやっていますね。言い方が悪いですが、自分よりボクシングIQが高い人には出会ったことがないんです。

飯田 いいねぇ、言うねぇ。
力石 トレーナーの方のヒントを自分なりに改良してはいますけども。たとえば最初の頃の僕はストレートばかりで、ジャブをたくさん打つという概念がなかったんです。でも加藤(博昭)さんはジャブを基本にする、そこでヒントをもらってジャブのバラエティを増やしました。タイミングをずらすジャブや、そういうものを自分で考えるようになりました。

飯田 ふむ、ふむ。
力石 たとえばワタナベジムに出げいこに行った際、ちょうど(寺地)拳四朗選手も来ていたんです。ジャブをスパスパ当てるもんだから「なんでだ」とずっと見て、それを持ち帰って練習する。またそれをジムで皆に教えたり。

――緑ジムでそういうボクシング談義をしている光景を結構目にする気がします。
力石 ああ、でもやはり試合が決まっていない時期ですね。僕なんて特に、試合が決まると周りは見ずに自分のことに没頭しますから。シャドーなんかも気付いたら20ラウンドぐらいやっていたり。

飯田 おぉ。
力石 しっくりくるまで同じ動作をやり続けたり。完ぺき主義なんです。

飯田 そうなんだ。
力石 戦っている時に考えるのはやはり自分なので、自分で考えてやる子が強いと思います。練習の追い込みにしても、周りが声を出してやりますけど、あれは結局人に追い込ませているんだと思う。僕は自分で自分を律して、自分に勝ちながら追い込んでいます。そうやってきたのは結果的によかったのかな。

飯田 アマチュア経験ってどうだっけ。
力石 全然記憶にないんですけど、25勝5敗ぐらいですかね(公式では21勝6敗)。

飯田 どこでやっていたの?
力石 三重県の通信制の高校です。..

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