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タパレスがフィリピン初の4団体統一に「2000%」自信 井上尚弥を撃破し再戦受けて立つ構え

2023年12月20日 15時20分

 井上尚弥(大橋)とのS・バンタム級4団体統一戦に挑むWBA&IBF同級王者のマーロン・タパレス(フィリピン)が20日、横浜市の大橋ジムで練習を公開した。試合は26日、東京・有明アリーナでゴングが鳴る。

練習で笑顔を見せるタパレス

 前日に来日して夕方には汗をかいたというタパレスは羽田空港到着時とは打って変わって明るい表情。何度も笑顔を見せながらシャドーボクシング、サンドバッグ打ちを報道陣の前で披露した。

 井上有利が伝えられる中、練習前のインタビューでは「自信はかなりある」、「何%? 200%だ(ギボンズ氏)。じゃあ200%にしておこう(タパレス)」と笑いを取った。7月に生観戦した井上のスティーブン・フルトン(米)戦に触れ、「実際に試合を観て、こういう戦略でいこうと思いついた」と明かした。

 チームの中で最も饒舌だったのがMPプロモーションのショーン・ギボンズ社長だ。冒頭に「私たちは勝つために来た。タパレスはフィリピン初の4団体統一王者になる。フルトン戦のような試合にはならない。フルトンは怖じ気づいているように見えた」とフルトンとの違いを強調した。

 フィジカルよりメンタルが大事になるか、という質問には「いい質問だ。日本で井上と戦うということでダスマリナス(実際はラスベガスで対戦)もバトラーもフルトンものみ込まれた。タパレスにはメンタルの強さを見せてほしい」とタパレスの強心臓に期待。この試合に勝利した場合、「チャンスを与えてくれた井上との再戦が最初の選択肢になる」と井上×タパレス2を予告した。

いつも写真を撮るギボンズ氏(左)

 練習を見届けた大橋秀行会長は「軽く打っていたけど、強打の片鱗は感じた。フルトンとは勝つか、負けるかだったけど、タパレスは倒すか、倒されるかの試合だと思う」とタパレスの不気味さを警戒した。

 井上真吾トレーナーは「右のリードから左アッパー、踏み込んでの左オーバーハンドには気をつけている。その一発さえ見切ってくれたらタパレスのパンチは当たらないと思う」と語った上で、「尚弥が負けているところはない」と断言した。

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