井岡一翔が公約通りのKO防衛 WBA・S・フライ級王座V1 世界戦勝利数トップの22勝
2023年12月31日 21時00分
2023年12月31日 19時44分
元WBCフライ級王者の比嘉大吾(志成)が31日、東京・大田区総合体育館のセミに登場。バンタム級10回戦でナワポーン・カイカンハ(タイ)に4回2分29秒KO勝ち。来年の世界挑戦に名乗りを上げた。
WBO5位、WBA7位、IBF12位にランクされる比嘉がWBC5位のナワポーンと世界前哨戦。比嘉はスタートからよく動いた。前に出たり、引いたりしながらジャブ、ボディ打ち、アッパーで先制。ナワポーンはジワジワ前に出て、背の低い比嘉に対しアッパーを打っていった。
2回、比嘉は右のダブル、左のダブルとコンビネーションでタイ人に迫った。ナワポーンはプレスを強め、比嘉にボディ攻撃を見舞った。3回は頭をつけての打ち合いだ。比嘉が右を決めても、ナワポーンはお構いなしに前進する。右の相打ちが比嘉にヒット、比嘉の足元がフラついたように見えた。
4回、比嘉が右から左ボディのコンビネーションを決めてナワポーンに迫った。これにはナワポーンもロープに背負うが、果敢にも打ち返して反撃に出た。
しかし比嘉が再びナワポーンをロープへ追い詰めて右アッパー、左フック、右フックを打ち込む。これを嫌がってエスケープしかけたナワポーンを比嘉が追いかけ、右から強烈な左ボディを突き刺すとナワポーンが悶絶。10カウントとなった。
15連続KO勝利の日本タイ記録を持つ比嘉は21勝19KO2敗1分。「来年いい試合ができるようにがんばりたい」と世界をアピールした。ナワポーンは58勝48KO4敗1分。8月のWBC挑戦者決定戦、ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)戦に続く黒星となった。
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