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ラスベガスの著名レフェリー、ケニー・ベイレス氏が引退

2024年1月2日 14時05分

 米国ネバダ州の審判で数々の世界タイトルマッチを裁いたケニー・ベイレス氏(73)がフェイスブックを通じてレフェリーを引退すると発表した。ボクシングシーン・ドットコムが1日伝えた。

22年4月、スティーブンソンvs.バルデスを裁いたベイレス氏

 カリフォルニア州バークレー出身のベイレス氏はラスベガスで学校教師として就職した後、1991年からネバダ州アスレチック・コミッションの審判になった。レフェリーとして初の世界タイトルマッチは94年9月、MGMグランドガーデン・アリーナで行われたリカルド・ロペス(メキシコ)vs.スラチャイ・セーンモラコット(タイ)のWBCミニマム級戦。

 その後ラスベガス、海外の世界戦でレフェリー、ジャッジとして活躍。担当した主な試合は15年のフロイド・メイウェザー(米)vs.マニー・パッキアオ(フィリピン)のビッグマッチをはじめ、17年のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)vs.カネロ・アルバレス(メキシコ)第1戦、20年のデオンタイ・ワイルダー(米)vs.タイソン・フューリー(英)第2戦、同年8月の井上尚弥(大橋)vs.ジェイソン・マロニー(豪州)も裁いた。

 来日経験も多く、19年2月のWBOミニマム級タイトルマッチ、王者ビック・サルダール(フィリピン)vs.谷口将隆(ワタナベ)、17年10月の村田諒太がアッサン・エンダム(カメルーン)からWBAミドル級王座を奪っ試合などで主審を務めた。

 ボックスレクによると裁いた世界戦は160戦以上、審判として850試合を担当。2014年にネバダ・ボクシング殿堂入りを果たしている。「ワイフ、家族、友人たちのサポートに感謝。そしてボクシングファンにも」と発信している。Photo by SUMIO YAMADA

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