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保田克也がWBO-APライト級王座V2 粘る佐伯瑠壱斗を9回TKO

2024年1月9日 20時41分

 2024年国内開幕戦となる「フェニックスバトル108」が9日、後楽園ホールで開催された。メインのWBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチは、王者でWBO13位の保田克也(大橋)が挑戦者11位の佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)に9回1分23秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。

保田(右)は序盤でダウンを奪った

 保田のV2戦は、初黒星を喫した仲里周磨(オキナワ=現日本王者)戦以来、5試合ぶりとなる日本人対決で、タイトル初挑戦の佐伯を迎えた。

 サウスポーの保田は初回、佐伯の入り際に右フックを合わせる立ち上がり。左のカウンターも鋭かった。佐伯も臆せず攻めたが、2回、離れ際に保田の右で佐伯がキャンバスに転がる。ダウンのコールに佐伯は首を振ったが、確かにダメージはなかった。

 佐伯は3回、前に出て体をぶつけ、ボディ攻撃をしかけて優位に立つ。しかし距離ができたところで保田が佐伯の右を外して左を決めて鮮やかにダウンを奪った。保田は攻め、ラウンド終盤には佐伯をダウン寸前に追い込んだ。

 中盤は佐伯が前に出て、保田がカウンターを狙い、どちらかがパンチを出すとホールドになるという展開。ポイントで劣勢の佐伯は5回、右を決めて保田を攻め立てた。6回も佐伯が攻勢に出るが、保田も左カウンターを決めた。もみ合いが多く、体力勝負になってきた。

 ドロドロの展開に佐伯がやや根負けしてきたか。保田が断続的に左を決め、8回にも左を立て続けにクリーンヒット。佐伯は左目上から出血した。9回、保田の左が決まったところで主審が試合を止めた。

KO防衛に成功した保田

 31歳の保田は13勝7KO1敗。25歳の佐伯は10勝3KO6敗1分。試合の模様はFODでアーカイブ配信、フジテレビで14日(日)深夜26時50分から放送される(関東ローカル)。

 保田は「KOは素直にうれしいけど、最後は相手がまだできると言っている中でのストップだった。9ラウンドの中で課題が残った」と反省の弁。大橋秀行会長は「(3回にダウンを奪ったシーン)あそこで倒さないと。カウンターだけじゃなく、あそこで自分で攻めて倒さないとプロはダメ」と厳しかった。

 なお今年開催されるライト級のアジア最強トーナメントには、大橋ジムから今永虎雅が出場の方針。同門対決を避けるため保田は出場しない見込みだ。

◇72.0キロ8回戦
京原和輝(博多協栄)[3-0(78-74、77-75×2)]中島玲(石田)

 日本S・ウェルター級2位の中島は暫定王者だった昨年8月、正規王者の出田裕一(三迫)に挑戦して敗れてからの再起戦。初回、16センチ背の高い183センチのミドル級、京原が右を決めて先制。中島も左フックを決め返すが、コンビネーションで攻める京原が好スタートを切った印象だ。

京原(右)はコンスタントに右を決めた

 中島は2回以降、鋭いハンドスピードで単発ながら右フック、左フック、左ボディを決め、京原もジャブ、右ストレートをヒットする。3回終了間際、中島の左ボディで京原の動きが一瞬止まった。

 ボディ打ちで中島が優位に立ったかに見えたが、京原は失速せず、軽いパンチをまとめながら断続的に右を決め続けた。中島も左ボディ、左フック、右フックを打ち込んで京原を下がらせた。

 最終回は互いに力を出し切って終了。軍配が京原に上がると中島は呆然。被弾の多さが失点となった。6勝1KO3敗。気持ちの強さを最後まで見せた京原は7勝3KO2敗3分。

◇S・バンタム級8回戦
山﨑裕生(大橋)[TKO2回1分43秒]チャノン・ソンカーム(タイ)

 大阪・興国高出身、東洋大中退で昨年B級デビューそた山﨑のプロ3戦目。タイ・バンタム級5位のチャノンに対し、ひと回り大きい山﨑がジャブでプレッシャーをかけていく。ラウンド終盤、山﨑が左ボディをダブルで突き刺すと、チャノンがあっさりダウンした。

山﨑はボディ打ちでTKO勝ち

 山﨑は2回、左ボディを効かせ、顔面への右につなげて2つ目のダウンを追加。さらいn左ボディ、右ボディで3つ目、最後は右をダブルで叩き込んでチャノンを沈め、試合を終わらせた。山﨑はデビューから3連続KO勝ち。チャノンは10勝7KO8敗。

◇S・バンタム級8回戦
木元紳之輔(角海老宝石)[KO3回2分10秒]花森成吾(JB SPORTS)

 21年8月の日本タイトルマッチで王者の古橋岳也に敗れた花森が2年5カ月ぶりの復帰戦。上背のある花森は立ち上がりから積極的にジャブ、ワンツーを打ち込み、アッパーとボディ打ちのコンビネーションも見せた。

木元は3回に試合を決めた

 木元も負けずに手を出し、2回にはボディ打ち、右フックで花森に迫る。花森がヒッティングで左目上をカット。試合は序盤かから白熱した。

 3回、木元が右フックを効かせてチャンスを作り、行きに攻勢に出る。ダメージを負った花森は粘ったものの、左フックを食らってキャンバスに崩れ落ちる。辛うじて立ち上がったが10カウントとなった。木元は8勝4KO6敗。花森は7勝5KO5敗。

◇ミニマム級4回戦
澤田翔瑠(極東)[3-0(39-37×3)]川西永遠(角海老宝石)

◇54.5キロ4回戦
沖吉優太(湘南龍拳)[引き分け(38-38×3)]黒澤大海(高崎)
観衆=519人

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