二世ボクサー、フリオ・セサール・チャベスJr（メキシコ＝元WBCミドル級王者）が先週末、ロサンゼルスで警察に逮捕された。ゴシップサイトのTMZドットコムが第一報を伝え、テレビなど他のメディアが続報を流した。

　それによると、匿名の人物がチャベスを挙動不審だと警察に通報。駆けつけた警官がチャベスの許可を得て家宅捜索したところ、室内からライフルが見つかり、銃器不法所持容疑で逮捕された。チャベスはロサンゼルス近郊ヴァンナイズの刑務所に収監された。

　チャベス（37）は先週、ソーシャルメディアで父にしてメキシコの英雄、フリオ・セサール・チャベス・シニアを激しく罵倒。シニアが別れた実母に対して暴力的な行為で辱め、実母がトラウマに悩まされているなどと発言した。話題となると同時に物議を醸していた。

　チャベスは21年12月にメキシコで行った試合からリングに上がっていない。正式に引退を発表していないが、最近はアルコール依存症やドラッグ摂取の噂が断たない。また情緒不安定になっていたとも言われる。