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ユーリ阿久井政悟がWBAフライ級王座獲得 無敗王者ダラキアン下し岡山ジム初の世界王者に

2024年1月23日 20時15分

 WBAフライ級タイトルマッチが23日、エディオンアリーナ大阪第1競技場で行われ、挑戦者1位のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に3-0判定勝ち。岡山県のジムから初の世界王者が誕生した。

喜びの阿久井一家

 世界初挑戦のユーリが7度目の防衛戦を迎える安定王者ダラキアンに挑んだ。ガードを下げ、下がりながら阿久井を誘うダラキアンに対し、阿久井は慎重にジャブ、右を上下に散らして様子をうかがう。2回、なかなか届かない阿久井の右が一発ダラキアンの顔面をとらえた。

 ダラキアンはリングを大きく使いながら、阿久井が攻める瞬間にリターンを狙い、ロープを背負って阿久井を引きつけると、一発打って体を入れ替える。パンチャーの阿久井はミスボローが多く、クリンチにもひんぱん起こるが、粘り強く攻めていった。

 阿久井のパンチはなかなか当たらず、かといってダラキアンも効果的な攻撃を繰り出せない。それでも阿久井が王者をつかまえられず、嫌なムードが漂い始める。6回、阿久井はペースを上げ、右を打ち下ろすなどして状況を打開しにかかった。7回も阿久井は王者を追いかけ続け、左フックで会場を沸かせた。8回にも阿久井の右が浅くヒットした。

 阿久井は粘り強く前に出て、9回には左フックをヒット。ダラキアンのペースも落ちず、右フックを決め返す。10回、ダラキアンのジャブがタイミング良く入り、阿久井がたたらをふんだが、ダメージは負わなかった。

ダラキアンを攻める阿久井㊨

 決定的なシーンのないまま試合は終盤へ、阿久井が11回に左フックを決めると再び会場が沸く。阿久井は最終回も前に出た。ダラキアンはよく動いたものの、最後まで阿久井に有効打は打ち込めなかった。

 ともに決め手を欠いたが、読み上げられたスコアは、1人目が116-112、117-111、119-109。ジミー・レノン・ジュニア氏が「ニュー!」とアナウンスすると、阿久井がガッツポーズで喜びを表現した。

 28歳の阿久井は19勝11KO2敗1分。36歳のダラキアンは22勝15KO1敗。この試合は当初、昨年11月に予定されていたがイベント自体がキャンセルとなり、2カ月延期されて行われた。

 勝利者インタビューで阿久井は「相手は難敵な前に素晴らしい人間で、対戦することがなかったら一生尊敬していた人間です。試合は一切抜きにして自分の出せる力をすべて出した。待ち望んでいたベルト、ほしかったベルトで、守安ジムみんなで獲ったチャンピオンベルトだと思う。ここまで支えてくれた家族、ジムの先輩後輩、守安会長にお礼を言いたい。家族、妻も子どもも親も、全員に感謝しています」と話し、「守安ジム3度目の正直ということで守安会長に巻いてもらいたい」と守安会長にチャンピオンベルトを巻いた。

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