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亀田和毅がIBFフェザー級2位ドラミニと再戦 3.31兄弟の引退勧告振り切って再起

2024年1月25日 15時28分

 元2階級制覇王者の亀田和毅(TMK)が3月31日、名古屋国際会議場イベントホール「株式会社トップPresents 3150FIGHT vol.8」のメインでIBFフェザー級2位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)とノンタイトル12回戦を行う。亀田は25日、プロモーターで兄の亀田興毅氏と都内で記者会見を開いて発表した。

亀田興氏と「負けたら引退」にサインを入れた和毅

 IBF同級6位にランクされる亀田は昨年10月、東京・大田区総合体育館でドラミニとIBF2位決定戦を行い、消極的なボクシングで見せ場を作れず、2-1判定で敗れた。ダイレクトリマッチとなる和毅は「負けたら引退。あの相手に2度負けたら世界はない。それくらいの覚悟でリングに上がります」と背水の陣を強調した。

 興毅氏によると、昨年10月の敗戦を受け、亀田家は家族会議を開いた。長兄の亀田氏は「ああいう戦い方をするならもう辞めたほうがいい」と和毅に伝えたという。より強硬だったのは次兄のKWORLD3会長の大毅氏で「これ以上やってもボロが出るだけ。スタイルも昔から変わってないし、2階級制覇したことを誇りにして、第2の人生をスタートさせたほうがいい」と強く引退を勧めたという。

 それでも「このまま終われない」と和毅の希望し、興毅は「和毅に足りないのはメンタル。そこを鍛えられるのは親父しかいない」と父の史郎トレーナーと再びタッグを組み、覚悟を決めてハードなトレーニングをすることを条件に試合を承諾。興毅氏は前回の試合が3150FIGHT史上一番の視聴者数を記録した事実にも目を向け、プロモーターとして数字を尊重したとも明かした。

 前回の反省を受け、昨年10月20から史郎トレーナーと練習をしている和毅は「負けるならKO負け、勝つならKO勝ちというスタイルで臨む。1ラウンドからエンジンをかけます」とエキサイティングなファイトを約束した。すでにアメリカから2人のパートナーを招へいし、実戦練習に入っている。

 一方、会見には現地時間朝5時のドラミニもリモートで参加。「私は選手なのでアクティブに試合をしたかった。そして前回のスプリットだったので、もっといいパフォーマンスができることを証明したい気持ちがあった」と再戦オファーを受けた理由を説明し、「2位まできたのでここで負けられない」と必勝を誓った。こちらは12月3日からトレーニング合宿に入っているという。

 32歳の和毅は40勝22KO4敗。29歳のドラミニは20勝11KO2敗。31日の興行は13時30分に第1試合開始の予定。イベントの模様はABEMAでライブ配信される。

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