川満俊輝が6回TKO勝ち 日本L・フライ級王座V1 安藤教祐は奮闘及ばず
2024年5月4日 19時53分
2024年5月4日 19時02分
IBF世界バンタム級タイトルマッチは4日、エディオンアリーナ大阪第1競技場で行われ、1位挑戦者の西田凌佑(六島)がチャンピオンのエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)にダウンを奪って12回3-0判定勝ち。西田はプロ9戦目で殊勲の世界奪取を果たした。スコアは115-112が2者に117-110。
世界初挑戦の西田はスピーディーな右ジャブ、左ボディを繰り出して悪くないスタートを切った。ロドリゲスの右ストレートを遠ざけ、素早さでまずチャンピオンにやりづらさを強いる。
ロドリゲスは3回、右ストレートを増やし、これが西田の顔をはじく。しかし西田にダメージはなく、迎えた4回、西田は右ショートフックから左ボディを打ち込んでロドリゲスをダウン。ロドリゲスは効いた腹をかばいながら、打ち返してなんとかラウンド終了にこぎつけた。
大きなアドバンテージを得た西田。ロドリゲスはレバーをカバーしながら、得意の右ストレートを軸に挽回を図る。幾度となく被弾した西田だが、脚と手のスピードは落ちない。顔面とボディに素早く打ち分け、しかも距離を詰めて出て、王者ロドリゲスの的確な打ち返しとわたり合った。
終盤の9回、西田はさらに攻めを強める。サウスポーのアウトボクサー西田が自ら接近し、ロドリゲスの迎撃にも構わず、手数を増やして押していく。ロドリゲスも3発4発とまとめ打ちして抵抗。相変わらず腹が効いていそうなロドリゲスだが、こちらも西田の攻勢をしのぐと激しく打ち返して試合は白熱した。
最終回は互いに声をあげてパンチを打ち合い、試合終了のゴングが鳴った。右顔面を腫らした新チャンピオンは枝川孝会長に肩車されてガッツポーズ。「自分のボクシングをして通用しなかったら、ひたすらボディを叩くつもりだった。倒してしまった後はイケると思って、その後のボディは向こうにしても分かりやすかったと思います」(西田)
IBFの新チャンピオンは、さっそく他団体の王者についても聞かれたが、「この試合にかけていたので、負けたらやめようと考えていたので、先のことは考えられない」「実力的にはほかのチャンピオンが強いので、もっと強くなります」と語るにとどめた。
「圧倒的不利予想の中、自分を信じてくれた人たちに感謝したい」と繰り返した西田は9勝1KO。2度目の王座の初防衛に失敗したロドリゲスは22勝13KO3敗1NCとなった。
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