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カテラルが雪辱 元4団体統一王者テイラーに3-0判定 英国S・ライト級ライバル戦

2024年5月26日 10時34分

 英国リーズのファースト・ダイレクト・アリーナで25日(日本時間26日)ゴングが鳴ったS・ライト級12回戦は、ジャック・カテラル(英)が元同級4団体統一王者ジョシュ・テイラー(英)に3-0判定勝ち。2年3ヵ月ぶりの再戦でリベンジを果たした。

リベンジ成功のカテラル

「待つのは終わった」というキャッチコピーがついた因縁の一戦。前回、テイラーの地元スコットランドで行われたサウスポー同士の試合はダウンを奪われたテイラーが接戦を制して4団体統一王座を死守した。

 このリマッチは両者が持ち味を発揮した好ファイトが展開された。2回に左フックを決めたカテラルだが、テイラーの右ジャブも有効で、早くも左目尻が腫れ出す。だが大事には至らず、カテラルは右ジャブを返し4回には左強打をねじ込んで攻勢に転じる。

カテラル(左)は「有効打で上回った」

 以後スパートして引き離しをかけるカテラルだが、7回、テイラーは左で攻勢をかけ、ペースを取り戻す。しかし9回にネジを巻き直したカテラルが再び優勢。11回、左カウンターを命中させてテイラーにダメージを与えたカテラルが、117-111が2者に116-113のスコアで勝利アナウンスを受けた。

 IBF3位のカテラル(29勝13KO1敗=30)は「クレバーに対処して試合をコントロールした。クリーンヒットで勝った。ビッグファイトを希望する」とサバイバルした心境を明かした。プロモーターのエディ・ハーン氏(マッチルーム・ボクシング)は今後のターゲットにマティアス(IBF王者)、ヘイニー(WBC王者)らを挙げた。

テイラー(左)をプロモートするアラム氏は判定に不満顔だった

 ハーン氏が「ジャックの勝利は動かないがスコアカードは開き過ぎではないか」と語ると、テイラーのプロモーター、トップランクのボブ・アラム・プロモーターもリングに上がり「スコアカードは馬鹿げている。これではアメリカの選手はここでは勝てない」とマイクを持ってブチまけるひとコマがあった。

 昨年6月のテオフィモ・ロペス戦に続く連敗のWBO5位テイラー(33)は19勝13KO2敗。

 セミの英国クルーザー級王座決定戦は、東京五輪代表からプロ転向したシーボン・クラーク(英=WBA4位)がエリス・ゾロ(英=同級13位)に8回2分59秒KO勝ち。ジャマイカ出身のクラークは9勝7KO無敗。またWBAコンチネンタル・ウェルター級戦は王者パディ・ドノバン(英)がルイス・リツォン(英)に9回32秒TKO勝ちで防衛。Photos by Mikey Williams/Top Rank

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