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7.20出陣の那須川天心「場を支配する!」 WBA4位ロドリゲスとの対戦に向け急成長中

2024年7月4日 15時18分

 7.20両国国技館「Prime Video Presents Live Boxing 9」でWBAバンタム級4位ジョナサン・ロドリゲス(米)と10回戦を行うWBA同7位の那須川天心(帝拳)が4日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開した。

スパーリングで軽快な動きを披露した那須川(右)

 キックボクシングからボクシングに転向し、昨年4月にデビューした那須川がボクシング4戦目を迎える。この日はWBOバンタム級3位クリスチャン・メディナ(メキシコ)と2ラウンドのスパーリングを公開した。

 那須川はプレスをかけて上下の打ち分け、サイドに動いてカウンターといった具合にメリハリの効いた小気味のよいボクシングを披露。昨年8月に現IBF王者の西田凌佑(六島)とフルラウンド戦ったメディアの反応も良く、ハイレベルな2ラウンドとなった。

 前回1月のルイス・ロブレス(メキシコ)からおよそ半年、那須川は実戦練習を中心にレベルアップを図ってきた。粟生隆寛トレーナーは「中間距離での駆け引きを練習してきた。相手のレベルが上がれば上がるほどそこでの駆け引きが大事になる」と説明。前回から継続して、自分から打ち込む、仕掛けるボクシングもさらに磨いた。

粟生トレーナーとのミット打ちもよく息が合っていた

 那須川は「一発、一発の重み、キレもあると思う」とパンチの質が向上していることを自覚し、「距離の取り方も見違えるように良くなったと思う」と手応え十分。メディナの存在も大きいようで、「毎日安心できないスパーが続いている。メディナから『こんなにいいスパーリング・パートナーに会ったことがない』と言ってもらったけど、それはこちらも同じ。すごくいい経験ができている」とパートナーに感謝した。

 デビューから1年あまりでこれだけ大きく変わった選手も珍しい。世界上位ランカーを相手に2試合連続のKO勝ちが期待される那須川は「倒しにいくと倒せなくなる。(KOは)タイミングで決まると思う、」と語り、今回のテーマに「場を支配する」を掲げた。

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