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平岡アンディがWBA挑戦権獲得 暫定王者バロッソの強打かわし9回TKO勝ち

2024年9月3日 18時55分

 WBA・S・ライト級挑戦者決定戦は同級6位の平岡アンディ(大橋)が同級暫定チャンピオンのイスマエル・バロッソ(ベネズエラ)に9回2分58秒TKO勝ち。正規王者ホセ・バレンスエラ(米)への挑戦権を獲得した。

バロッソをTKOで下し挑戦権を獲得した平岡

 サウスポーのボクサー型同士の一戦。やや前重心でスタートした平岡は右ジャブを絶えず突いてプレス。これにバロッソが危険なタイミングで左クロスを返してくるが、この日の平岡は暫定王者の強打を徹底的に外した。

 平岡の右ジャブに遮られ、うまく強打のタイミングをつかめないバロッソ。平岡は焦れたバロッソが振ってきた左をスウェーで外しながら右フック――のパターンがハマった。時折バロッソが逆に右フックを届かせることもあるが、集中力の張りつめた平岡は決定打を許さない。一定の距離をキープして右ジャブでバロッソの心身を削っていく。

 6回、出てきたバロッソに平岡は右フックを押し込むようにしてダウンをマーク。ダメージのないバロッソは8回は懸命にストレートを繰り出し、左を平岡にヒットして反撃。しかしこれが41歳バロッソの精一杯。9回、平岡は左ストレートをジャストミートし、効いたバロッソを追撃して倒す。再開後にもう一度倒すと、カウント中にバロッソの陣営が棄権を申し出た。

 「とてもホッとしている」と語った平岡は、バレンスエラに「日本の皆が見たがっている」と対戦を呼びかけた。平岡の無敗レコードは24勝19KOとなった。一方のバロッソは25勝23KO5敗2分。試合に暫定タイトルはかけられていなかったが、同一ウェイトで敗れたことでバロッソは無冠となる。

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