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保田克也か、宇津木秀か――注目のライト級国内王者対決あすゴング!

2024年11月20日 17時11分

 21日後楽園ホールの「第125回フェニックスバトル」のメイン、WBOアジアパシフィック&OPBFライト級王座統一戦の前日計量が都内で行われ、WBO-AP王者の保田克也(大橋)とOPBF王者の宇津木秀(ワタナベ)がともにクリアした。保田は61.1キロ、宇津木は61.0キロ。二人ともリミットをわずかに下回る体重だったが、「コンディションはバッチリ」と口をそろえた。

ライト級の国内チャンピオン対決、保田㊧-宇津木

 サウスポーの保田は「宇津木君がなんでもできる選手なので、どうきても対応できるように準備してきました」と手ごたえを語り、「何がなんでも勝ちます」と宣言。練習で培ったものをしっかり試合に出すのが勝利へのキーになるが、「せめて70、80(パーセント)は出したい」とは、控えめと言っていいのか?

 一方の宇津木は「ベルトというよりも、ただ保田選手に勝ちに行く」と今回の一戦の位置づけを強調。「保田選手は強いので、そういう強い選手に勝っていきたいという思いがある」。こちらも準備万端整ったという様子で、「試合を楽しみにしてほしい」と語った。

 勝者はアジアの王座を統一すると同時に、世界挑戦レースで抜け出すことになる。注目の一戦はあすゴングが鳴る。試合はLeminoで無料ライブ配信される。

今永㊧か、齊藤か――強打対決となったライト級トーナメント決勝

 セミで行われるライト級トーナメントの決勝戦も、今永虎雅(61.0キロ、大橋)と齊藤陽二(61.1キロ、角海老宝石)がそろって計量に合格した。「アジア最強ライト級トーナメント」と銘打たれた勝ち抜き戦は今年4月に開幕し、それぞれ2勝した今永と齊藤があす優勝をかけて対戦するもの。

 今永が6勝5KO無敗、齊藤が8勝8KO3敗2分と高いノックアウト率を誇るうえに、スタイル的にもKO決着必至と目される一戦。こちらの試合も両選手の仕上がりは好調そうだ。トーナメントの優勝者には賞金500万円がプレゼントされるが、両者はその使い道も考えている。今永は米国合宿費用として、一方、第一子の柚愛(ゆずな)ちゃんが生まれた齊藤は人生設計に回すという。

左右田㊧-豊嶋戦

 カーニバル出場権をかけた最強挑戦者決定戦も2試合行われる。S・ウェルター級は豊嶋亮太(69.5キロ、帝拳)と左右田泰臣(69.2キロ、EBISU K’s BOX)が対決。ウェルター級王座を返上し階級を上げてきた豊嶋が2階級制覇挑戦に王手をかけるか、それともキック出身で着実にランキングを上げてきた左右田が初のチャンスをつかむか。現王者は出田裕一(三迫)。

湯場㊧-シーサー戦

 ウェルター級戦は湯場海樹(66.4キロ、YUVAX)とシーサー皆川(66.6キロ、平仲BS)が対戦。シーサーは勝てば再挑戦、元日本5階級制覇王者の湯場忠志さんが父親の湯場は初のタイトルチャレンジとなる。勝者が挑む同級チャンピオンは、12月12日に行われる現王者セムジュ・デビッド(中日)-小畑武尊(D東保)の試合を経て決定する。

 そのほかのカードは、前日本ライト級王者仲里周磨(オキナワ)-アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)のライト級8回戦、磯金龍(大橋)-オアトコウィット(タイ)のL・フライ級6回戦、高山秀峰(S根本)-河瀬啓吾(金田)のヘビー級4回戦。

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