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カーンがコラーゾに大差判定勝ち

2014年5月4日 13時18分

カーン(右)はダウンを奪って勝利
 MGMグランド・ガーデン・アリーナのセミファイナルは、元WBA・IBF世界S・ライト級王者アミール・カーン(英)が1年ぶりのリングで元WBA世界ウェルター級王者ルイス・コラーゾ(米)と対戦。WBCシルバー・ウェルター級王座決定戦を争い3-0判定勝ちを収めた。スコアは117-106に、118-104が2人。

 1月にビクター・オルティスを2回KOで下し勢いに乗るサウスポー、コラーゾがプレッシャーをかけ、カーンは距離を取りながらチャンスをうかがう立ち上がり。スピードで上回るカーンは2回、早くも右ストレート、左フックをコネクトしてコラーゾをのけぞらせた。

 カーンは4回、前に出てきたコラーゾに右を合わせてダウンを演出。それでも立ち上がったコラーゾはノーガードでグイグイと迫り、カーンはこのラウンドでフィニッシュすることはできなかった。

 その後も前に出て1発を狙うコラーゾに対し、カーンはフットワークとカバーリングでディフェンスしながら右カウンターを打ち込む展開が続く。ポイントで苦しいコラーゾは8回にさらにプレスを強めた。コラーゾがローブローで減点1を科せられたすぐあとだった。コラーゾの左がきれいにヒットすると、カーンの動きが一瞬スローダウン。たまらず腕をからめたカーンはホールディングで減点1となった。

 コラーゾに逆転の目が出てきたかと思われた10回、カーンの左ボディブローが試合の流れを決める。体をくの字に曲げたコラーゾに連打を見舞うとコラーゾはキャンバスへ。さらにダウンを追加したカーンが11、12回をまとめて逃げ切った。Photo/SUMIO YAMADA

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