今月１９日ラーモント・ピーターソン（米）とのリマッチが予定された前ＷＢＡ＆ＩＢＦ世界Ｓ・ライト級チャンピオン、アミール・カーン（英）だったが、ピーターソンがドーピング検査で薬物反応が検出されたため、試合はキャンセル。新たな対戦相手を探していたカーンをプロモートするゴールデンボーイ・プロモーションズ（ＧＢＰ）は２３日、ＷＢＣ世界Ｓ・ライト級王者ダニー・ガルシア（米）と合意に達したとメディアに発表した。
　カーン、ガルシアともＧＢＰにプロモートされることから、交渉はスムーズに進行。試合は７月１４日、ラスベガスのマンダレイベイ・リゾートで予定される。
　今年３月、エリク・モラレスとの決定戦を制して戴冠したガルシアは初防衛戦。カーンは今のところ挑戦者の立場だが、ＷＢＡとＩＢＦはピーターソン－カーン第１戦が判定で物議を醸し出し、今回ピーターソンがアウトになったことから、カーンにベルトを返還することを示唆。もしそれが実現すると、２冠ないし３冠統一戦に昇格する可能性もある。