IBFフライ級挑戦者決定戦と銘打たれた試合が19日（日本時間20日）プエルトリコのバヤモンで挙行され、地元のマックウィリアムズ・アローヨ（プエルトリコ＝IBF11位）が無敗のフロイラン・サルダー（フィリピン＝同12位）に2回2分25秒KO勝ち。日本で井岡一翔（井岡）の挑戦を退けた王者アムナット・ルエンロエン（タイ）の指名挑戦権を手にした。

　初回、手数を繰りだし好スタートをきったサルダー（25）に続く2回、アローヨ（28）の左フックが炸裂。キャンバスに大の字になったフィリピン人にフルカウントが数えられた。

　12連勝のアローヨは15勝13KO1敗。北京五輪代表選手で、唯一の黒星はプロ4戦目、元MTジム所属で、米国とメキシコのリングに上がっていた岡田隆志に喫したもの。双生児兄弟のマックジョー・アローヨはS･フライ級ランカー。先週土曜日14日、敵地メキシコで元王者エルナン“タイソン”マルケスにTKO勝ちを飾っている。初黒星のサルダーは19勝11KO1敗1分。