清水順調「自分の力をすべて出したい」
2012年3月25日 16時17分
2012年3月25日 15時55分
WBC世界S・ライト級タイトルマッチは挑戦者ダニー“スウィフト”ガルシア(米)が、前日の計量で2ポンドリミットをオーバーし、“前王者”となったエリク“テリーブレ”モラレス(メキシコ)に3-0判定勝ちを飾り、デビュー以来無敗で王座を獲得した。
米ヒューストンで24日(現地時間)挙行された一戦は10ラウンドまでペース争いに終始。3回、ダメージングを打ち込んだガルシアに対し、モラレスは要所要所で右ボディー、左フックを決めて対抗。中盤、手数とパンチの回転力で勝るガルシアがメキシコの4階級制覇王者をロープへ送って優勢。だが10回、モラレスが盛り返し拮抗する。しかし11回、ガルシアの左フックを食らったモラレスがダウン。リードを意識したガルシアは最終回も押さえて終了。スコアは意外にも大差がつき、117-110、115-112、118-109でガルシア(23勝14KO無敗)が支持された。
セミでは石田順裕に初回KO負け後、アルフレド・アングロとの激闘を制して再浮上したジェームズ・カークランド(米)がテクニシャン、カルロス・モリナ(メキシコ=米)に苦戦を強いられていたが、10回終了間際、モリナを倒す。カウント中、モリナのセコンドがリングに入り、主審はモリナの失格負けを宣告する意外な結末となった。命拾いしたカークランドはWBC米大陸S・ウェルター級王座を防衛した。
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