16日、東京・後楽園ホールで開催された「TREASURE BOXING PROMOTION14」。トリプルタイトルマッチの2試合目となったWBOアジアパシフィック・ミドル級王座決定&日本ミドル級タイトルマッチ10回戦は、WBO—AP5位で日本1位の川渕一統(ABC)が、日本王者でWBO-AP1位の竹迫司登(ワールドスポーツ)に7回20秒TKO勝ちし、新チャンピオンになると同時に2本のベルトを獲得した。

竹迫を破り新王者の川渕
初回から川渕がチャンスをつくった。サウスポースタイルから右ジャブをアウトサイドに打って外を意識させ、左ロングアッパーで竹迫をグラつかせると、右アッパーから左ストレートをヒットして、竹迫にロープを背負わせた。
2回に入り、竹迫も思いきりよい右ストレートで反撃するが、川渕は小さなスウェーバックから左をリターンするなど巧さを披露した。
右強打でプレッシャーをかけていく竹迫に、川渕はインサイドジャブ、左カウンター、右フック。右目周りが腫れ始めていた竹迫は、3回を終えると左目上も急激に腫らしてしまった。
小さく右へ移動していくステップ。竹迫の侵入を塞ぐ右腕の使い方。川渕は右狙い一辺倒の竹迫を技術で封じていく。5回終了時のスコアは49-46、48-47、48-47で挑戦者リード。
6回にドクターチェックを受けた竹迫に、川渕はストレート主体の攻撃に左右アッパーも織り込んで攻める。続く7回、川渕がスムーズなステップから左ストレート、右フックをヒットすると、レフェリーがストップをコールした。
「竹迫チャンピオンは強いけど、今日はしっかりと自分のボクシングをしようと決めていた。まだまだここは通過点。もっと上を目指して進んでいきたい」という川渕(21歳)。ジム初の王者だが、試合後も冷静に目標を語った。5勝4KO。
日本王座初防衛がならなかった竹迫(35歳)は19勝15KO4敗1分。


