2012年3月20日火曜日

西岡、名誉チャンピオン「うれしいです」


WBC世界バンタム級チャンピオンの西岡利晃(帝拳)がWBCから「名誉チャンピオン(Emeritus Champion)」に認定され、20日帝拳ジムで記者会見。この称号は過去にビタリ・クリチコやフロイド・メイウェザーら数少ないスーパー王者が手にしたことがあるが、日本選手では西岡が初めて。海外での2度の防衛も評価されてのこととみられる。西岡は「本当にうれしい。さらにその名に恥じない戦いをしていきたい」と喜びと同時に今後の試合に向けての決意を語った。
 今の西岡はWBO世界S・バンタム級王者ノニト・ドネア(比国)とのビッグマッチ以外眼中にない。帝拳ジムもこの試合実現に向けて交渉を続け、今秋にも実現の見通しだ。「ラスベガス・MGMグランド・ガーデンで」というのが西岡の希望だが、7月にドネアがクリスチャン・ミハレス(メキシコ)相手に防衛戦を予定しているため、西岡の挑戦はその次となる。早ければ9月頃にも実現の可能性が高いという。
 名誉チャンピオンに昇格したことで、西岡は指名防衛戦規則にとらわれることなく、ドネア戦に向け集中できるメリットがある。これまで西岡が保持した正規王座は空位となり、WBC世界バンタム級1位(IBF王者)のアブネル・マレス(メキシコ)対同10位エリク・モレル(プエルトリコ)との間で決定戦が行われることが発表されている(4月21日米テキサス州エルバソ)。WBCの規則では名誉王者の西岡は希望すればいつでも正規王者と統一戦ができるが、帝拳ジムは次のドネア戦が西岡のラスト・ファイトとしたい意向である。
なおWBCは評決を経て「名誉チャンピオン」と同時に西岡を「終身ボクシング親善大使」にも任命している。