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八重樫東「真の王者目指す」、井上尚弥はKO宣言

2014年9月3日 16時40分

 5日東京・代々木第二体育館でゴングとなる「ダイヤモンドグローブSP」の記者会見が3日、東京・九段下のホテルグランドパレスで開かれ、4度目の防衛を目指すWBC世界フライ級王者の八重樫東(大橋)、初防衛戦を迎えるWBC世界L・フライ級王者の井上尚弥(大橋)、プロ5戦目の村田諒太(帝拳)ら出場選手が出席した。

八重樫・井上ダブル世界戦、村田プロ第5戦記者会見(ボクシングニュース)
八重樫とロマゴンはこの日も友好ムード

 メインイベントに登場するWBC世界フライ級王者の八重樫は、怪物ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の挑戦を受けた理由を「強い選手と戦うのは、ボクサーである以上、責任だと思っている。そういう中で勝ち抜いてこそ本当のチャンピオンだし、本当のボクサーだと思う」とあらためて説明。「ゴンサレス選手はパーフェクトで崩すのは大変だと思うが、全力でぶつかっていく」と決意表明をした。

 この日も穏やかなムードで登場のゴンサレスは「私の人生をかけて、夢をかけてこの試合を戦う。もし勝てばアレクシス・アルゲリョに並ぶ3階級制覇が達成できる。アルゲリョは私にボクシングの基礎を、国際試合での心構えを教えてくれた。彼をこえることはできないかもしれないが、並ぶことはできると思う」と今は亡き母国の英雄アルゲリョに勝利を誓った。

 記者会見の終盤「八重樫にどんな指示を?」と問われた大橋秀行会長が「指示はたったひとつ。ゴングが鳴ったら走って逃げ回れと言っています!」と発言して会場の笑いを誘うと、ゴンサレスは「それはいいアイデアだね」と切り返した。

視線が鋭い井上とサマートレック

 セミで初防衛戦に臨むWBC世界L・フライ級王者の井上は、これまでのコメントに偽りはなく、最後まで調整がうまくいっている様子で「コンディションがよく、初防衛に自信がある。自分は八重樫さんをあと押しするようなKO勝ちをしたい」とKO宣言。挑戦者サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)は「必ず勝ってタイにベルトを持ち帰る。向こうが逃げるようなら、私は追いかけ続けるだけだ」と井上のアウトボクシングを牽制した。

左から村田、八重樫、井上

 記者会見にはプロ5戦目を迎えるWBCミドル級12位の村田諒太(帝拳)も登場。「八重樫さんとゴンサレスが戦う歴史的な舞台に立てることを光栄に思う。自分も全力で戦う」とこの日も笑顔でコメント。対戦相手アドリアン・ルナ(メキシコ)は「村田が日本のアイドルだということは知っている。それが私のモチベーションになっている」と下剋上を誓った。

 前売り券は既に完売しており(当日券あり)注目度は高まっている様子。テレビはフジテレビ系列で、サッカー日本代表vsウルグアイ代表戦のあと、午後9時半から放送される。

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