ワンヒンがノボアをTKO、WBCミニマム級新王者に
2014年11月6日 21時05分
2014年11月6日 20時25分
WBC世界L・フライ級王者の井上尚弥(大橋)が12月30日、東京体育館でWBO世界S・フライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に挑戦することになった。現在保持している王座は返上する。大橋ジムが6日、記者会見を開いて発表した。
注目されていた井上の対戦相手はナルバエスだった。オリンピックに2度出場しているナルバエスは、プロ転向後にWBO世界フライ級王座を16度防衛し、同S・フライ級王座も11度防衛している2階級制覇王者で、戦績は43勝23KO1敗2分。唯一の敗北は2011年で、のちの5階級制覇王者、当時のWBC・WBO世界バンタム級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に喫したもの。現在39歳になるとはいえ、軽量級屈指の好チャンピオンであるのは誰もが認めるところだ。
試合をマッチメークした大橋秀行会長によると、当初はフライ級で世界挑戦を模索していたが、その中でナルバエスの名前が浮上。井上に打診したところ「強いチャンピオンとやりたいのでぜひやらせてほしい」という強い答えが返ってきたため、挑戦に踏み切ったという。
2階級クラスを上げることについて井上は「S・フライ級は自分の適正階級だと思っている。一番動けると思っているので楽しみ」と不安は一切なし。父の真吾トレーナーも「フライ級でもいっぱいいっぱいなので、S・フライ級がマックスのパワーを発揮できると思う」と2階級アップを歓迎した。
ナルバエスについて井上は「ディフェンスに関しては鉄壁のイメージ。スピードでコントロールして、スキを突いていきたい」と名王者攻略をイメージしてワクワクしている様子。勝てばプロ8戦目の世界2階級制覇で、井岡一翔(井岡)の11戦目を塗り替えるという記録もついてくる。世界タイトルがひしめく年末でも、屈指の好試合となりそうだ。
また、同じ興行には尚弥の弟で世界ランカーの拓真も登場。対戦相手はオマールの弟ネストール・ナルバエスで、井上vsナルバエスの兄弟対決が実現することになった。ネストールは12年11月に来日し、WBC世界フライ級王者だった五十嵐俊幸(帝拳)に挑戦して敗れている。
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