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最優秀「山根杯」は川内が受賞 全日本選手権決勝

2014年11月23日 23時36分

 アマチュアボクシングの第84回全日本選手権大会は23日最終日を迎え、和歌山県田辺市の田辺スポーツパーク体育館で8階級の決勝戦が行われた。結果はライト級の成松大介(自体校)が4連覇を飾るなど、3人のディフェンディング・チャンピオンが勝利を飾った。

全日本選手権決勝 川内がMVP(ボクシングニュース)
山根杯を受賞した川内(右)と山根会長

 L・ウェルター級はアジア大会銅メダリストの川内将嗣(自体校)が昨年の王者斉藤一貴(東農大)を技巧でかわしアウトボクシング。3-0判定で3年ぶりに日本一の座にカムバックした。通算7度目の全日本優勝。川内は大会のMVPに当たる「山根明杯」にも選ばれている。

王座にカムバックした川内(右)の決勝戦

 同僚対決となった2階級は、フライ級は林田翔太が駒澤大学の後輩・田中亮明に3-0判定勝ちし2年ぶりのタイトル奪還。自衛隊体育学校同士が争ったウェルター級は鈴木康弘がまたしても佐藤龍士の挑戦を3-0判定で撃退した。

 ライト級は成松と木本盛宝(日大)の好勝負が期待されたが、初回偶然のバッティングで両者負傷して試合終了という残念な結果となった。この回のみのスコアは2-1の判定で成松の勝利を支持した。成松は4連覇を達成した。以下は決勝の結果(左が勝者)。

LF級 坪井智也(日大)判定 京口絋人(大商大)
F級 林田翔太(駒大)判定 田中亮明(駒大)
B級 藤田健児(拓大)判定 小林将也(日大)
L級 成松大介(自体校)判定 木本盛宝(日大)
LW級 川内将嗣(自体校)判定 斉藤一貴(東農大)
W級 鈴木康弘(自体校)判定 佐藤龍士(自体校)
M級 高橋諒(拓大)判定 濱崎良太(自体校)
LH級 但馬ミツロ(中大)TKO1R 中村幸太朗(東洋大)

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