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井岡一翔、3階級制覇を見すえ進化型を構築

2014年12月24日 22時07分

 大みそかに大阪市のボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)で元WBAフライ級暫定王者ジャン・ピエロ・ペレス(ベネズエラ)とノンタイトル10回戦を行う元2階級制覇王者、井岡一翔(井岡)が24日、同市浪速区の井岡ジムで練習を公開した。

井岡一翔が公開練習(ボクシングニュース)
スパーでは正面で打ち合う姿も見せた井岡(左)

 井岡はL・フライ級王座を返上して5月、IBFフライ級王座に挑み、3階級王者を目指したが戴冠ならず、プロ初黒星を喫した。9月の再起戦のあと、WBAフライ級正規王者フアン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)との大みそか対決が予定されていたが、レベコの負傷などで、4年連続の大みそかの舞台はノンタイトル戦になった。

 無冠試合といっても、「3階級制覇に向けて絶対に落とせない試合」と井岡に油断はない。恒例の和歌山・白浜キャンプのあと、100ラウンド近くのスパーリングを消化、よりパワーとスピードを重視する「一翔進化型」の構築に取り組んだ。この日の公開練習では、シャドーの後、同じ大みそかに初防衛戦を行う日本S・フライ級王者の石田匠(井岡)と3ラウンドのスパーリング。足を使ってかわすボクシングから、正面で打ち合う形ものぞかせ、より進化した攻撃スタイルの確立に取り組んでいることをうかがわせた。

 相手のペレスは20勝14KO7敗1分のオーソドックスファイター。カウンターを武器とするが、井岡は打ち合いにも応じる構えだ。「ノンタイトルですが、3階級制覇に向けてパワーも重視したボクシングをする練習を積んでいる。内容の濃い試合で、実力の差を見せて、華やかにKOしたい」と意気込み十分。3階級王者に向け、井岡の進化がどれだけ進んでいるか、注目の戦いだ。

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