井岡一翔の相手、ペレスが公開練習
2014年12月27日 1時00分
2014年12月26日 21時08分
26日の公開練習4連発のラスト、大みそかの「THE BEST OF BEST」(東京・大田区総合体育館)でWBA世界L・フライ級王者アルベルト・ロセル(ペルー)に挑戦する同級8位の田口良一(ワタナベ)が世界タイトルのKO奪取に意欲を見せた。
世界初挑戦の舞台に立つ田口が160ラウンドに及ぶ“豪華スパーリング”をこなし、ロセルとの大一番に打って出る。スパーリングの相手は、30日に3階級制覇に挑む八重樫東、同じく2階級制覇にチャレンジの井上尚弥、その弟で世界ランカーの拓真。3人の大橋勢に加え、WBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)とまで手を合わせたというのだから、これ以上の練習相手はいないだろう。田口は「これだけビッグネームをスパーをしたのは初めて。精神的に強くなったと思う」と成果を強調した。
ペルー唯一の世界王者ロセルは32勝13KO8敗1無効試合の戦績を持つ36歳。石原トレーナーが「ディフェンシブな選手なので、田口を空回りさせるような戦い方をするのではないか」と予想するように、経験で上回るロセルは、好戦的な田口をできるだけ乗せないようにゲームメイクをしていくはずだ。
それでも思い切りの良さが身上の田口は「ボディ打ちが得意なのでボディから崩していきたい。練習してきたパンチが試合で出れば倒せると思う」とノックアウトによる戴冠劇を思い描く。その言葉を裏付けるように、最近では相手によりダメージを与えるよう、パンチの打ち方に微妙な修正を加えた。ナックル全体ではなく、人差し指と中指の付け根でこするようにヒットさせるイメージで打ち込むと、より深くパンチが打ちこめ、破壊力が増すのだという。
年末にビッグマッチが目白押しという今年の状況では、知名度のまだ低い田口が目立つのは難しいかもしれない。それでも一発で世界タイトル奪取を目論む28歳は「他の世界戦と比べると自分は下のほうかもしれないけど、いい試合をして必ず勝ちたい」と存在をアピール。KO戴冠で来年は主役の1人になるつもりだ。
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