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史上初の女子トリプル世界タイトル戦実現 3月

2011年2月1日 13時24分

 日本では史上初となる女子のトリプル世界タイトルマッチが3月12日後楽園ホールで行われることがほぼ決まった。
 いずれもWBC(世界ボクシング評議会)公認のタイトル戦(10回戦)で、
① L・フライ級王者・富樫直美(ワタナベ)vs.ジュシース・ナガワ(比)
② アトム級王者・小関桃(青木)vs.ステファニー・ドッブス(米)
③ ミニ・フライ級王者・アナベル・オルティス(メキシコ)vs.藤岡奈穂子(竹原&畑山)
 昨年度女子の部の年間最優秀選手賞を受賞した富樫(35)は、これが6度目の防衛戦。小関(28)も6度目の防衛戦。一方ミニ・フライ級戦では、昨年初来日で菊地奈々子を相手に世界の技巧を披露したオルティスに対し、OPBF王者藤岡(35)が挑む。
 またこの日はOPBF東洋太平洋L・フライ級王座決定戦が同級2位柴田直子(ワールドスポーツ)-江畑佳代子(ワタナベ)の間で行われる他、前座試合も含め全カードが女子ボクシング。主催は「WBC CARES IN JAPAN」実行委員会。
 豪華な世界戦3試合を後楽園ホールで、一日で挙行するとは、少しもったいない気もするが、キャパ約2千人の会場でトリプル世界戦ができるというのは、女子ボクシング人気の現状を物語っているともいえる。「女子ボクシングの将来が懸かっている興行」と、仕掛け人の林隆治マッチメーカーは意気込んでいる。

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