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3位松崎、ノーランク岩井に敗れる

2010年11月26日 21時36分

 26日後楽園ホールのセミファイナル8回戦で波乱--日本S・フェザー級3位の松崎保博(協栄)がノーランクの岩井大(三谷大和S)に判定負けを喫した。
 松崎の戦法はジャブから右強打につなぐパターンに終始。スピードに欠け、単調な試合を続けた。岩井もスピードには欠けたが、アッパー、ボディーブローに右ストレートとそれなりのバリエーションでランク獲りに意欲。終盤、松崎のボディー集中打を浴びたが右を返して押し返し、松崎の左目尻も切り裂いた。
 松崎はベテランらしからぬ試合運びで、75-78が2者に76-76の0-2判定で5敗目(20勝10KO1分)。殊勲の岩井は8勝4KO2敗。
 メインのウェルター級8回戦は、日本6位千葉透(国際)がファーペッチ・シットマノプチャイに1回1分55秒でKO勝ちしたが、タイ選手は2分足らずの間に2度のスリップに3度のダウンというていたらく。「倒れるようなパンチなんて当たっていない。最初から倒れるつもりなんでしょ。役者です」と千葉憮然。しかし「収穫は試合に備えてやってきたトレーニング。コンディションもよかった」と語って気を取り直していた。
 アンダーカードの8回戦は、森下裕己(協栄)が高桑和剛(輪島S)に6回TKO勝ち。またミニマム級8位の鬼ヶ島竜(三谷大和S)が5位濱中優一(国際)を初回57秒でKOし、3月の借りを返した。6回戦は和氣年邦(M.T)が福田勇輝(ワンツーS)に判定勝ちしている。

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