内山高志&田口良一、テレビ視聴率は8.3%
2015年5月7日 16時29分
2015年5月6日 20時33分
東京・大田区総合体育館で行われたゴールデンウィーク・トリプル世界戦タイトルマッチのメインイベント、WBA世界S・フェザー級タイトルマッチはスーパー王者の内山高志(ワタナベ)が挑戦者7位ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)に2回1分15秒TKO勝ち。10度目の防衛に成功した。V10は長谷川穂積(真正)に並ぶ国内歴代2位タイ記録。
ムエタイで200勝以上しているジョムトーンの体が大きく見えたのはわずかな時間だった。スタートは内山とサウスポーのジョムトーンが互いにジャブを差し合ったが、内山の重厚なジャブがやはり優勢だ。ラウンド中盤、内山がワンツーを打ち込むと挑戦者の動きが一瞬止まる。内山はタイ人にロープを背負わせるが、ここはジョムトーンも踏ん張った。
2回、ジョムトーンは少し前がかりになるが、内山には関係なかった。ジャブを突きながら内山がワンツーを放つと、これがジョムトーンの顔面に炸裂。ジョムトーンの体がグニャリと揺れてキャンバスに崩れ落ちる。ピクリとも動かない挑戦者を見た主審がカウント途中で試合をストップした。
「試合前は苦戦すると思ったけど、右ストレートがあたってよかった」と内山。リング上では解説席に座ったWBC王者の三浦隆司ともやり取りが行われ「戦う準備はできている」と話した三浦に対し、内山は「おそらくぶつかることになる。前回のようにはいかないと思うので、しっかり作り直したい」と応じた。内山は23勝19KO1分。ジョムトーンは9勝4KO1敗。
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