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岩佐亮佑「後半倒せたら理想的」 サウスポー対策万全

2015年5月19日 17時28分

 6月13日(日本時間14日)英ブリストルで、IBF世界バンタム級王者ランディ・カバジェロ(米)の負傷に伴う同級暫定王座決定戦に出場する3位の岩佐亮佑(セレス)が19日、千葉県柏市内のジムで練習を公開。4位リー・ハスキンス(英)との大一番を1か月後に控え、順調な仕上がりをアピールした。

岩佐亮佑が公開練習(ボクシングニュース)
スパーリングで左を打ち込む岩佐(左)

 陣営は相手がサウスポーということもあって、今回初めて海外からスパーリングパートナーを招へいした。元世界ランカーで現OPBF・S・フライ級10位のダイアー・ガブタン、WBCユースS・フライ級級王者ジャリール・パヤオのフィリピン勢が10日に来日。岩佐の相手を務めている。この日はガブタンとの4ラウンドで、公開練習とは思えないような激しい内容だった。

 初の海外試合に備えウエートを早めに落としている岩佐は「1日1日を大切に練習している。アウェーでやることの不利は承知だけど、勝って得るものは大きいと思う。前半に自分のボクシングをして、後半ペースアップして倒せたら理想的」と決意を語った。

 岩佐が中学生のときから指導を続ける小林昭司会長は「相手が同じサウスポーで(前の)右手が大事になる。セルジオ・ペラレス戦(2月の指名挑戦決定戦で対戦する予定が、ペラレスのけがで急きょ中止になった)に向け、昨年11月からサウスポー対策をしてきたことがプラスになっている」と調整に手ごたえを感じている様子。「岩佐がプロに入るとき日本、東洋は当たり前の選手だと思った。世界を獲ればやっぱりうれしいでしょう」と愛弟子のタイトル奪取に期待を寄せた。

 今後はフィリピン勢に加え、スピードのあるアマチュア選手とスパーリングを重ねて仕上げていく。6月6日に日本を出発し、ハスキンスの地元ブリストルに乗り込む予定だ。

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