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富樫、メキシコで快勝 日本人サカイもTKO勝ち

2010年10月3日 16時22分

 メキシコのグアダラハラで2日(現地時間)行われたWBC女子L・フライ級タイトルマッチ10回戦は、王者富樫直美(ワタナベ)が挑戦者でWBCシルバー王者イルマ“グエリータ”サンチェス(メキシコ)に大差の判定勝ちで5度目の防衛に成功した。
 スタートから猛アタックを敢行した富樫は、地元のサンチェスに休ませる間を与えず、左右ボディーブロー、右オーバーハンド、左ジャブをコンスタントにヒット。スピードで劣るサンチェスは打ち返すものの、ヒットが少ない。中盤から終盤にかけても富樫の手数は衰えず、サンチェス一色の向かい風をものともせず押し切った。
 公式スコアは99-91,97-93、99-93と文句なく富樫の勝利。
 同じリングのライト級4回戦に登場した日本人ボクサー、サカイ・ショーキはネストル・バレンシア(メキシコ)に初回わずか53秒TKO勝ち。右でダメージを与えたサカイに、バレンシアが横を向くと主審がストップをかけた。ナチョ・ベリスタイン氏の指導の下、メキシコでキャリアを進めるサカイは4勝3KO無敗。
 メインのWBC・S・フライ級挑戦者決定戦は地元のフアン・ホセ“グーフィ”モンテス(メキシコ)がシルベスター・ロペス(比)に5回終了負傷判定勝ちを飾った。

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