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被弾覚悟で劣勢の序盤戦から巻き返す

V1の井岡一翔 激闘後のコメント「出し切った」 
被弾覚悟で劣勢の序盤戦から巻き返す

2019年12月31日 20時16分

 東京・大田区総合体育館でWBO世界S・フライ級王座の初防衛に成功した井岡一翔(Reason大貴)は試合後、顔を腫らしながらも充実した表情で取材に応じた。

試合後に取材に応じる井岡

 序盤は挑戦者ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)のカウンターを浴び、「序盤にけっこうもらい出したときに、少々もらってもいくしかないと覚悟を決めた」という井岡。シントロンについては「スピードもテクニックも想像以上だったし、当てるタイミングが素晴らしかった」とその実力を認めた。

 それでも練習してきたフェイントをかけながらサイド、サイドに動いて追うスタイルで中盤以降はペースを掌握。シントロンにボディを効かせてポイントをピックアップして試合を終えた瞬間、両拳を突き上げたのは、勝利を確信というよりも「出し切ったと思った」からだったという。

 これまでに14年5月にアムナット・ルエンロエン(タイ)、昨年大みそかにドニー・ニエテス(比)に敗れている井岡は「過去2敗はどちらも2-1判定で後味の悪い負け方だった。この先のボクシング人生はそんなに長くないと思うので、出し切った試合をすれば、負けたとしても“たられば”はないと思う」と心境を吐露。2敗の悔しい経験を思い出し、今回の勝利に結び付けた。

 来年に関して井岡は、WBO会長がぶち上げた田中恒成(畑中)との試合は「田中君はまだ階級も上げていないので」とした上で「一番は統一戦をやりたい。ローマン・ゴンサレスも歓迎したい」とコメントした。

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