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下田昭文が16か月ぶりに復活、関豪介に判定勝ち

2015年6月6日 21時13分

 第538回ダイナミックグローブが6日、東京・後楽園ホールで行われ、元WBA世界S・バンタム級王者の下田昭文(帝拳)が昨年2月、マルビン・ソンソナ(フィリピン)にKO負けして以来となるリングで日本フェザー級7位の関豪介(角海老宝石)と対戦。3-0判定勝ちで再起に成功した。スコアは78-75×2、78-74。

下田昭文が復活の勝利(ボクシングニュース)
下田(左)はブランクを感じさせない動きを披露した

 サウスポーの関は独特のリズムを持つファイターだが、同じくサウスポーの下田がペースを乱すことはなかった。持ち前のスピードとカバーリングで有効打を許さず、攻めては上下の打ち分けと左ストレートでポイントを奪取。3回には接近戦で右のカウンターを決めて関をグラつかせた。

 一方、スタミナが自慢の関は中盤に執拗なボディ攻めで下田に迫った。6回には左をヒットさせるなどして攻勢をアピール。しかし下田は打撃戦に応じる場面もありながら、この日は最後まで冷静。文句なしの判定勝ちで1年4ヵ月ぶりの試合に勝利した。

「もっと上を目指してしっかり練習したい」と再び世界を目指す決意をファンにアピールした下田は29勝12KO4敗2分。気迫のファイトで拍手を浴びた関は16勝3KO2敗2分。

尾川はこの日も強打者ぶりを存分に発揮

◇S・フェザー級8回戦
尾川堅一(帝拳)[KO6回52秒]レイモンド・セルモナ(比)
 日本S・フェザー級7位の尾川がOPBF同級13位のセルモナと対戦。ジャブと強烈なボディブロー、右ストレートを打ち下ろす尾川に対し、セルモナはガードを固め、いきなり振り下ろすビッグパンチで抵抗を試みた。試合は尾川優勢ながらセルモナはひるまず前へ。尾川は4回にバッティングで右目じりから出血したが、6回に右を3発決めてセルモナをキャンバスへ。10カウントが数えられた。7連続KO勝利の尾川は15勝13KO1敗。セルモナは17勝8KO6敗5分。

◇ライト級8回戦
横山雄一(帝拳)[3-0(78-75、78-74、79-74)]堀内元気(筑豊)
 前回KO負けから再起戦の横山がカウンター狙いのサウスポー堀内を追いかける展開。横山の右、堀内の左が単発ながらヒットする場面もあったが、ともに慎重な戦いぶりでアクションは乏しかった。横山は15勝13KO3敗。堀内は5勝3KO2敗3分。

◇フライ級8回戦
鈴木武蔵(帝拳)[7回1分25秒負傷判定3-0(69-62、70-61×2)]渡邉秀行(郡山)
 日本フライ級14位の渡邉と鈴木のサウスポー対決は、鈴木がいきなり右フックを合わせて渡邉からダウンを奪う立ち上がり。ここをしのいだ渡邉はよく動いて手を出し、立ち直ったかに見えたが、鈴木は3、5回に左を決めてダウンを追加。7回に偶然のバッティングで渡邉が眉間をカットして試合終了。鈴木は手数が少なかったものの固いガードで渡邉の左を防いだ。連敗脱出で戦績は11勝4KO3敗。渡邉は8勝6KO7敗3分。

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