2015年6月6日土曜日

五十嵐俊幸はフィリピン新鋭に3-0判定勝ち

 元WBC世界フライ級チャンピオンで世界2階級制覇を狙う五十嵐俊幸(帝拳)が6日、東京・後楽園ホールのメインイベントに登場。フィリピン・フライ級4位のレネリオ・アリザラとのS・フライ級10回戦に3-0判定勝ち。スコアは97-94、97-93、99-92だった。

 ここ2試合が負傷判定勝ちだった五十嵐は「しっかりした勝利」を第一目標に掲げてリングに上がった。しかし序盤ペースを握ったのは3週間前に急きょ代役出場が決まったアリザラ。上背はないがリーチのあり、スピードも感じさせるアリザラは伸びのある右ストレートが効果的。五十嵐はこれを何度か被弾してしまい、2回にはパンチをもらって左目上部をカットした。

 五十嵐は4回に左ストレートを叩き込んで反撃開始。ここからアリザラの右ストレート、左フックを被弾するが、体格差を生かして距離を詰め、左ボディブローからアッパーを決めてアリザラを後退させた。ペースをつかんだかに見えた五十嵐だが、6回はアリザラの右、左フックを食らって再び雲行きが怪しくなる。

 五十嵐は7回に再び前に出て立て直し、8回にはKOを狙ってラッシュを敢行。アリザラは足元をふらつかせるが、機を見て五十嵐にクリーンヒットを決めるので気が抜けない。それでも終盤は元世界王者のペース。最終回もKOを狙ってアリザラをダウン寸前まで追い込んで試合を終えた。五十嵐は21勝11KO2敗1分。アリザラは12勝5KO2敗1分。