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和氣慎吾が判定勝ち、IBF・S・バンタム級挑戦権獲得

2015年6月10日 21時55分

 IBF世界S・バンタム級挑戦者決定戦が10日、東京・後楽園ホールの「第372回ガッツファイティング」のメインで行われ、OPBF同級王者でIBF6位の和氣慎吾(古口)が同3位マイク・タワッチャイ(タイ)に3-0判定勝ち。スコアは118-109、119-108×2。試合は世界戦同様に立会人とレフェリー、ジャッジがIBFから派遣された。

和氣慎吾がIBFスーパーバンタム級挑戦権獲得(ボクシングニュース)
小気味よくパンチを当て続けた和氣(右)

 身長とスピードで上回る和氣がペースを握るまでに時間はかからなかった。タワッチャイは前に出るものの追い足に鋭さはなく、和氣は2回以降、左ストレート、右フックの精度を上げ、3回にはパンチでタワッチャイの左目じりを切り裂いた。

 硬さが完全に取れた和氣はフットワークもリズムに乗り、4回に入ると左ストレートやアッパー、右フックを次々と打ち込んでタイ人にダメージを与えていく。5回に左を決めた和氣は一気に仕留めにいくが、タワッチャイの右カウンターをもらって一瞬ヒヤリ。しかしラウンド終盤には再び連打を見舞ってKOは目前に思われた。

 ここからは和氣のワンサイドともいえる展開ながら、フィニッシュはなかなか訪れなかった。和氣は6、7回、さらには10回にKOチャンスを作るが、タフなタワッチャイは追い込まれながら逆に右カウンターを決めるなど最後まで勝負を捨てない。和氣は11回、右ボディブローを連続で決めて、ようやくタワッチャイを下がらせた。和氣は試合終了間際、左を決めてついにダウンを奪ったが時間切れだった。

 KOは逃したものの公約通りポイントで圧倒した和氣は19勝11KO4敗2分。リング上から「チャンスは1回だと思っている。そのチャンスをものにして日本にベルトを持ち帰りたい」と海外での世界奪取をアピールした。IBF同級の現現王者はカール・フランプトン(英)。7月18日に米国でアレハンドロ・ゴンサレスJr(メキシコ)と2度目の防衛戦を予定している。ガッツを見せたタワッチャイは35勝21KO8敗1分。

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