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計量後食べ過ぎて王座剥奪!! IBFのサリド

2010年9月12日 13時10分

 チャンピオンが試合前日計量でパスしながら、当日朝のチェックで12ポンド・オーバーして失格となり、タイトルを剥奪されるというハプニングが起こった。試合をする前に無冠になったのは、IBF世界フェザー級王者だったオルランド・サリド(メキシコ)。11日ラスベガスでWBA同級王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)とチャンピオン統一戦を行う予定で、前日計量はリミット一杯の126ポンドだった。
 ボクサーが計量後食べ過ぎ、急激な体重増加で体調を崩すと事故にも繋がりかねないことから、IBFの世界選手権ルールでは、試合当日朝8時の再計量で「10ポンド以上の増量」を不可とし、チャンピオンがこれに抵触した場合は王座をはく奪するという規則を設けていた。11日朝の再計量で、サリドは138ポンドを計測。このルールを適用されてタイトルを失ったものだ。試合でガンボアが勝てばIBF王座も手に入れるが、もしサリドが勝てば、IBF王座は空位となる。ただこの場合、WBAの世界戦規則には同様の項目がないため、サリドはWBAの王座だけ獲得という珍妙なことになる。

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