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38年前東京でアリと対戦 フォスター死去

2010年7月22日 1時23分

 元世界ヘビー級のトップ・コンテンダー、マック・フォスターさんが19日朝、カリフォルニア州フレスノで、うっ血性心不全のため死亡した--と地元紙が伝えている。享年68歳。ベトナム戦争に従軍した際の後遺症――外傷性ストレス症候群にも悩まされていたという。
 海兵隊のチャンピオンから66年プロ転向。187センチ、96キロと当時のヘビー級では標準サイズだったが、強烈な左フックと“ビッグマック・ザ・ナイフ”の愛称で知られた。デビュー以来24連続KO勝ちをマークして注目されたものの、70年に人気選手ジェリー・クォーリーに倒されて初黒星。その後立ち直ったところで、モハメド・アリの来日第一戦の相手に指名された。1972年4月1日、日本武道館で行われたノンタイトルは、アリと15回を戦い抜いたものの3-0判定で完敗を喫した。終身戦績は30勝6敗、勝ちはすべてKOによるものだった。
 76年に引退してからは、地元フレスノで後進を指導し、ボランティア活動にも熱心だったという。夫人と9人の子供を残して、フォスターさんはこの世を去った。

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