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JBC職員裁判で勝訴、亀田興毅が記者会見

2015年10月2日 16時12分

 元世界チャンピオンの亀田興毅が2日、トレーニング先の米国ラスベガスからスカイプを使って東京・世田谷区のジムで記者会見を開き、JBC職員から訴えられ、亀田側の主張が認められた裁判について心境を語った。

スカイプで記者会見する亀田興毅

 裁判の原因となったのは、2013年9月に香川県で行われた亀田家の次男大毅の世界戦で起きた使用するグローブを巡るトラブル。このときJBC職員が長兄の興毅、三男の和毅から監禁・恫喝・暴行を受け、精神的な被害を被ったとして1000万円の損害賠償を求めた。東京地裁は30日、それらの行為はいずれもなかったとして職員の請求を棄却。虚偽の情報によって名誉を傷つけられたとする亀田側の反訴を認め、職員に対し計320万円を支払うように命じる亀田勝訴の判決を下した。

 興毅は「ファンやスポンサー、自分たちを信じて応援してくれた人に(裁判の結果を)自分の口で報告したかった。ジムがオープンするタイミングで訴えを起こされ、見ず知らずの人たちは『亀田はそんなことをしたのか』『あいつらだったらやりかねない』と思った人もいると思う。この2年間、やってないことはやってないと戦い続けた。真実が明らかになり、結果が出てひと安心した」などと心境を語った。

 現在はラスベガスに滞在し、16日(日本時間17日)米国シカゴで開催されるWBA世界S・フライ級チャンピオン河野公平(ワタナベ)との一戦に向け“ボクシング漬け”の日々を送っているとのこと。「リングの上で結果を出すのがプロボクサー」と河野戦に気持ちを切り替えた。

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