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マティセーKO負け、ポストルがWBC・SL級新王者

2015年10月4日 14時07分

 米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで3日(日本時間4日)、WBC世界S・ライト級王座決定戦が行われ、ランク1位ビクトル・ポストル(ウクライナ=写真)が2位ルーカス・マティセー(アルゼンチン)に10回2分58秒TKO勝ち。新チャンピオンに輝いた。決定戦は前王者ダニー・ガルシア(米)のタイトル返上によるもの。

マティセーからダウンを奪い雄たけびを上げるポストル

 長身でリーチのあるポストルはジャブとフットワークを使って距離を支配し、打撃戦に持ち込もうとするマティセーを空転させた。攻撃に派手さはないものの、ボディブローやジャブをコツコツ当ててポイントを稼いだ。マティセーは手数が伸びず、接近してもクリンチになるというストレスフルな展開に陥った。

 劣勢のマティセーは6回に反撃開始。右ストレートをクリーンヒットさせ、7回にも再び右を当てて形勢を逆転するかに見えたが、あとが続かない。ポストルは8回に再びアウトボクシングを機能させると、9回には鋭いワンツーでマティセーを後退させる。迎えた10回、ポストルが右のショートをカウンターで合わせると、マティセーがダウン。キャンバスにヒザをついたマティセーは、そのまま立ち上がらなかった。

 初のタイトルを獲得したポストルは28勝12KO無敗。最後は左眼を痛め、粘りを見せられずに敗れたマティセーは37勝34KO4敗となった。

 前座では無敗のホープ、IBF・S・ライト級3位のアントニオ・オロスコ(メキシコ)が元複数階級制覇王者でWBC同級7位のウンベルト・ソト(メキシコ)に3-0判定勝ち。スコアは98-91、97-92×2だった。オロスコは23勝15KOとして全勝をキープ。Photo/GBP

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