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西岡が公開スパー 10日の本番に向け順調

2009年10月1日 20時52分

 10月10日のダブル世界タイトルマッチに出場するWBC世界S・バンタム級王者西岡利晃(帝拳)が1日午後、東京・神楽坂の帝拳ジムでメディアにスパーリングを公開した。
 順調に127ラウンドのスパーを続けてきた西岡はこの日、同僚の日本フェザー級王者松田直樹をパートナーに3ラウンドのスパーを披露。これで130ラウンドの大台に乗せた。今回は主武器の左ブローをさらに有効にするため、右の強化に取り組んだというチャンピオン、この日は軽く動いたものの、得意の左はもちろん、時に右ジャブをカウンターで当てるなど、順調な仕上がりぶりをアピールした。葛西裕一トレーナーも「右肩の筋肉にスタミナがついてきた」という表現で、西岡の好調ぶりを裏づけた。
 今度の相手、元WBO世界S・フライ級王者のイバン・エルナンデス(メキシコ)については、「手数が多くてパンチが多彩。特に今回が3度目の挑戦ということなので、強い気持ちでくるでしょう」と評価し、「気を引き締めて臨みます」と抜かりはなさそう。これまでメキシコ選手8人を相手に全勝している西岡は「メキシカンは僕にとってはやりやすい」と、キッパリ。浜田剛史さんも「メキシカンは前に出てくるので、迎え撃つ西岡には好きなタイプ」とみる。本番では今回もメキシカン・キラーぶりをみせつけるか?
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