井上尚弥&八重樫東、来春国内でダブル防衛戦へ
2015年12月30日 17時08分
2015年12月30日 14時17分
あす31日大田区総合体育館でゴングとなる「THE BEST OF BEST」ダブル世界タイトルマッチの計量が30日、同体育館で行われた。WBA世界S・フェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)が58.7キロ、挑戦者6位オリバー・フローレス(ニカラグア)が58.6キロでともにリミットを下回った。WBA世界L・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)はリミットの48.9キロ、挑戦者7位ルイス・デラローサ(コロンビア)は48.3キロだった。
この日立会人のジョージ・マルチネス氏からスーパーベルトを贈呈された内山は王座在位約6年で11度目の防衛戦を迎える。「試合前に他の人の試合は見ないようにしている。へんに興奮したりすると良くない」との理由で、29日に行われた八重樫東と井上尚弥(ともに大橋)をあえて見ず、試合への集中力を高めた。試合に向けては「相手は若いし、死ぬ気でベルトを獲りにくると思う。絶対に獲られないようにやる」と決意表明した。
会見に来ていた海外メディアの記者から「ニコラス・ウォータースとの試合契約にサインをしたのか」と質問されると、笑いながら「ウォータースとはすごくやりたいけど、サインはまったくしていない。楽しみにはしているけど、まずは目の前の相手を倒すことしか考えていない。1月1日から次の目標を考える」と語るにとどめた。
一方、2度目の防衛戦を迎える田口は、八重樫がIBF王座を獲得して、WBCの木村悠(帝拳)を合わせて3団体を日本人選手が独占したことに質問が集中。試合をテレビ観戦したという田口は「いつか統一戦をやりたいと思っている」「かみ合わせ的に盛り上がるとしたら八重樫さんとだと思う」などと答えていたが、これに待ったをかけたのがデラローサ。自ら発言を求め「統一戦の前に私に勝たなければならないだろう。それは困難なことだと思うぞ」とピシャリ。田口は慌てて「ほんとにその通り。明日の試合に集中したい」と自分に言い聞かせた。
明日の試合はテレビ東京系列で21時30分~23時30分に放送される。29日にハビエル・メンドサ(メキシコ)からIBF世界L・フライ級タイトルを奪い、内山の拓大の後輩でもある八重樫がゲスト解説を務める。
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