前日本ウェルター級チャンピオンでOPBF同級3位の高山樹延（角海老宝石＝写真）が2月23日、後楽園ホールの「DANGAN152」で、OPBF暫定王座決定戦を行う。対戦相手は同級9位のジョエル・デラクルーズ（フィリピン）。暫定戦は正規王者ジャック・ブルベイカー（豪）が防衛戦を行わないことによる。

　高山（30歳＝23勝7KO1敗）は昨年9月、田中亮治（ヨネクラ）を退けて日本王座の6度目の防衛を成功させたあと、ステップアップするためにタイトルを返上した。この試合で2つ目のベルト獲得を目指す。

　デラクルーズは19勝7KO23敗3分の30歳。オーストラリアを中心に試合をしており、日本で試合の経験もある。11年には亀海喜寛（帝拳）に2回TKO負け。黒星が続いていた時期が長くあったが、最近は2連勝している。

　前座では日本S･フェザー級11位の三瓶数馬（協栄）が粕谷雄一郎（石川ジム立川）と8回戦を行う。両者は三瓶が13年、粕谷が14年の全日本新人王。