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世界前哨戦の和氣慎吾、セコンドに片岡鶴太郎

2016年2月4日 17時25分

 IBF世界S・バンタム級1位の和氣慎吾(古口)と俳優で画家の片岡鶴太郎さんが4日、都内のジムで記者会見を開き、17日に後楽園ホールで行われる和氣の“世界前哨戦”で、鶴太郎さんがセコンドに入ることを発表した。

鶴太郎さん(左)は早速、和氣の練習に付き合った

 鶴太郎さんはかつて協栄ジムのトレーナーだった古口哲会長が担当していた元WBA世界J・バンタム級王者、鬼塚勝也のセコンドを4回戦時代から務めたキャリアを持つ。その後も世界2階級を制した畑山隆則のセコンドにつくなど、コーナーマンとして多くの経験を積んできた。

 古口会長は以前から和氣のセコンドに入るよう鶴太郎さんに要請していたが、スケジュールの都合でなかなか実現しなかった。今回、15年ぶりにセコンド復帰する鶴太郎さんは「鬼塚選手と、畑山選手のセコンドに入らせてもらい、2人が世界チャンピオンになったリングに立つことができた。2度あることは3度あるという。和氣選手は世界チャンピオンになれると思う」と全面サポートを約束した。

 鶴太郎さんとの黄金タッグを再結成する古口会長は「17日の試合は鬼塚も来てくれると思う。私と鶴ちゃん、鬼塚の3人で和氣を世界チャンピオンにしたい」と意欲満々。17日に同級インドネシア王者ワルド・サブと世界前哨戦を行う和氣は「鶴太郎さんがセコンドに入ってくれるのでワクワクしている。最強のチームで、最強のパフォーマンスで試合に臨めば、絶対に(世界を)獲れると思う」と言葉に力を込めた。

 S・バンタム級は、27日にWBA王者スコット・クイッグ(英)とIBF王者カール・フランプトン(英)が統一戦を行う。WBAはこの試合の勝者に“休養王者”ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)との対戦を、IBFは指名挑戦者の和氣との試合をそれぞれ義務付けており、両団体の指令は真っ二つに割れている。このため、プロモーターの金平桂一郎・協栄ジム会長によると、場合によってはIBF王座が空位となり、和氣が王座決定戦に出場する可能性もあるという。金平会長は「17日の試合に勝てば、すぐに準備に入る。統一戦の勝者と試合をするのか、決定戦になるのかは五分五分という状況だが、長引かせずに和氣を世界の舞台に立たせたい」と話した。

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