関西地区のプロテストが19日、大阪市住吉区の六島ジムであり、大阪プロレスの元プロレスラー・ゼウス(仲里ATSUMI)が2度目の受検で合格した。1回2分30秒のスパーリング計2回の実技試験などを無難に終え朗報に接したゼウスは「メチャメチャうれしい」と笑顔。3月は右目の負傷、5月は受検したがスパーでカウンターをもらってスタンディング・カウントを聞かされるなど防御に難があり不合格と涙をのんだ。
「プロレスファンの期待も裏切ってここまできた。きのう、この前のテストでスパーリングした映像を見返して悔しかったのもあって眠れなかった」
と真情を吐露。それだけに喜びもひとしおと言えた。8月23日に大阪市天王寺区である興行でエキジビジョンのスパーリングに出場予定。その後、プロデビュー戦を検討するという。「タイソンみたいに試合が始まってヨーイドンみたいなボクシングがしたかったけれどやっぱり技術あればこそと痛感した。目標は1戦1戦。がんがん行きますけどね」と最後ばかりはゼウス節を披露した。