18歳の加納陸がOPBFミニマム級暫定王座戦出場
2016年3月10日 22時54分
2016年3月10日 17時42分
埼玉県の草加市文化会館ホールで4月10日に行われる「熱闘女子ボクシング」の記者会見が10日、都内の日本ボクシングコミッションで開かれ、主催のスパイダー根本会長、試合を行うIBF女子世界L・フライ級王者の柴田直子(ワールドスポーツ)、前WBA女子世界L・ミニマム級王者の宮尾綾香(大橋)、WBC女子世界アトム級12位の日向野知恵(スパイダー根本)が出席した。
IBF王座をこれまで4度防衛し、今回初めてタイ人選手と拳を交える柴田は「ここ2試合すっきりして勝ち方ができていないので、しっかり勝って指名試合につなげたい」と抱負を語った。4月の試合をクリアすれば、7月か8月にOPBF王者で同級1位の竹中佳(高砂)と防衛戦を行う予定であることも明らかにされた。
WBA王座を5度防衛し、昨年10月にWBC王者小関桃(青木)との統一戦に敗れた宮尾はタイ人選手と再起戦。「またタイトルを目指すので、そこに関われるような試合内容にしたい」とアピールした。1年半前に敗れている山岸愛子(カシミ)と再戦する日向野は「福島のみなさんを元気づけられるような試合をしたい」と決意表明した。
今回の興行では、福島県から埼玉県に移り住んでいる東日本大震災の被災者を無料で招待する。福島県出身で被災者招待を考案したスパイダー根本会長は「少しでも福島の人たちを元気づけることができたら」と話した。草加市には現在、福島からの避難者約150人が暮らしているという。
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