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内山高志「圧倒的に勝つ」 V12戦は国内で暫定王者と

2016年3月11日 16時21分

 WBA世界S・フェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)が11日、都内のジムで記者会見を開き、4月27日に大田区総合体育館で、同級1位で暫定王者のヘスレエル・コラレス(パナマ)と12度目の防衛戦を行うと発表した。当日は会見に同席した同門のWBA世界S・フライ級王者の河野公平、同L・フライ級王者の田口良一とトリプル世界戦となる。

4月27日に競演が決まった左から田口、内山、河野

 内山は今回のV12戦を迎えるにあたり、海外進出、ビッグネームとの対戦を希望。無敗の前WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)、こちらも無敗のWBA・S・フェザー級“正規”王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)との交渉が持たれたが、いずれも合意には達せず、最終的には国内で暫定王者との防衛戦に落ち着いた。

 こうした流れの中で、内山は「フォルトゥナとやるイメージが強かった。だいぶイメトレをしていた。その前はウォータースでほぼ決まりという話も聞いていた。こうなるとは思っていなかったので、モチベーションが下がった部分はある」と正直に打ち明けながら「でも、負けたら意味がない。相手が決まれば1対1の勝負に負けたくないだけ」と前を向いた。

 挑戦者のコラレスは19勝7KO1敗1無効試合で、昨年12月フアン・アントニオ・ロドリゲス(メキシコ)に11回TKO勝ちして暫定王座を獲得した。「サウスポーということしか知らない」という内山に代わり、佐々木トレーナーが「ディフェンスのうまいサウスポー。L字ガードで、上体が柔らかく、スイッチも多い。当てにくい選手ではある」とコラレスを分析した。

 渡辺均会長によると、コラレス戦に勝利したあと、WBAから対戦指令の出ているフォルトゥナと交渉を再開するという。勝てば次戦が具志堅用高会長の打ちたてた金字塔V13に並ぶ試合となる内山は「今年中か来年には記録を破りたい。初防衛戦のつもりで圧倒的な勝ち方をして次につなげたい」と自らに言い聞かせた。

 河野と田口の対戦相手は交渉が詰めの段階で、近日中に決定する見込み。試合の模様はテレビ東京系列でゴールデンタイムに放送される。

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