明日19日（日本時間20日）メキシコ・トルーカ近郊メテペックで挙行されるイベントの計量が18日行われた。メインイベントのWBC女子世界L･フライ級タイトルマッチは、王者イベス・サモラ（メキシコ）が107.5ポンド（48.74キロ）、挑戦者で元WBC女子ミニマム級王者の安藤麻里（フュチュール）が106.7ポンド（48.40キロ）をマーク。リミットの108ポンドをクリアした。

　地元のサモラ（24勝9KO5敗）は日本で柴田直子（ワールドスポーツ＝現IBF世界L･フライ級王者）との王座決定戦で獲得したベルトの6度目の防衛戦。“ラ・ロカ”（ザ・ロック＝岩）のニックネームを持ち、粘り強いアタックとタフネスに定評がある。安藤（12勝5KO8敗）は韓国や中国での試合を経験しており、トップクラスとの対戦も豊富なだけに敵地でどれだけ力を発揮できるか注目される。

　同じリングで行われるWBCミニマム級挑戦者決定戦はメキシカン対決。WBC1位サウル・フアレスが104.9ポンド（47.58キロ）、前王者オスバルド・ノボアが104.5ポンド（47.38キロ）でリミット105ポンドをクリア。王者ワンヒン・ミナヨーティン（タイ）への挑戦権を争う。

　両者は昨年12月に対戦し、ノボアが初回にカットして負傷引き分け。ノボアは14年に現王者ワンヘン・ミナヨーティン（タイ）に敗れて王座を失った。ワンヘンは今月3日、大平剛（花形）を下して4度目の防衛に成功している。Photo/Pepe Rodiguez、フュチュールジム