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統一王者エストラーダ、復帰戦にニエテスを指名

2016年3月23日 18時11分

エストラーダがセグラをTKO 昨年9月以降リングから離れているWBAスーパー&WBO世界フライ級統一王者フアン・フランシスコ“エル・ガジョ”エストラーダ(メキシコ=写真)が地元メディアに近況を明かした。それによるとエストラーダは12月末に負傷していた右拳を手術。ドクターから「リカバリーするまで4~6ヵ月かかる」と通達されたため、現在は回復に努めている。

 右拳は骨折ではないが、靭帯裂傷の重傷。昨年9月のエルナン・マルケス戦以前から痛めていたもので、「マルケス戦は全体の80%の力で戦った。試合中に痛みが走ったので、その後治療に専念していた」(エストラーダ)。ちなみにマルケス戦で7度もダウンを奪ったエストラーダだが、ほどんどがボディーへのパンチ。意識的に拳をかばっていた様子がうかがえる。

 3ヵ月以上トレーニングから遠ざかっているエストラーダ(33勝24KO2敗)は「かなりフラストレーションがたまっている」と心境を吐露するが、復帰戦の相手にWBO世界L・フライ級王者ドニー・ニエテス(フィリピン=37勝21KO1敗4分)を指名。安定王者でメキシカンキラーのフィリピーノにあだ討ちを誓っている。期日は7月か8月が有力とメキシコ・メディア。

 このエストラーダvsニエテス戦は当初、交渉締結が困難にも見えたが、フィリピン・メディアによると、ニエテスもクラスを上げての3階級制覇に乗り気。ニエテスを擁するALAプロモーションズは、9月24日にロサンゼルス近郊カーソンのスタブハブ・センターで挙行と早くも伝えている。

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