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V1成功のリナレス、日本で防衛戦を希望

2009年6月28日 22時30分

 メキシコ時間27日、地元の挑戦者ペレスを8回TKOに下してWBA世界S・フェザー級王座の初防衛に成功したホルヘ・リナレス(帝拳)。試合はペレスが予想以上にやりづらいサウスポーだった上に、屋外(闘牛場)の気温も考慮してか慎重な試合運びだった。
 シャープな左ジャブで挑戦者の顔面をはじきつつ、相手の反撃をきっちりと外す。迎えた8回、意を決して出てきたペレスとの打ち合いで右をカウンター。この見事な一撃で倒すと、立ち上がったペレスを左アッパーでぐらつかせ、最後は右ストレートでストップに追い込んだ。やや腫れあがった右目尻がペレスの抵抗を物語るものの、試合後の口調は滑らかだった。
「一番、影響したのは暑さ。水、水、水。脱水症状を心配したくらい。あとサウスポーとの対戦も初めてだったから、やりにくく、もらう必要のないパンチを食らったかもしれない。でもその他のことは問題なく、ゆうゆう12ラウンドまでやれたはず。でもボクシングで大切なのは途中で終わらせること。そして世界チャンピオンのままでいれること」
 次戦についてチャンピオンは、秋にも日本でやりたい、と希望している。
 なおリナレス-ペレス戦は前座に出場した下田の試合とともに、29日夜8時からのWOWOWでタイムリー・オンエアされる。
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